ZX-6R

レースでのトラブル(バイクが燃えた!)

前回、転倒センサーのトラブルで出走できなかった記事を書きました。

その次のレースでは、普通に出走もでき成績こそまあ下の方でしたが、楽しく参加することができました。

今回は、レースの前日練習走行で起きたハプニングを書きます。

原因はやはり知識不足からくる整備不良によるものでした。

その原因とは、レギュレーターです。

レギュレーター

正式にはレギュレート・レクチファイアと言います。バイクにはジェネレーターという発電機が設置されています。ここで発電される電気は交流ですので、レクチファイア部分で整流(直流化)しレギュレート部分でその電圧を制御します。ジェネレーターで作られる電気の電圧は完全にエンジン回転数に依存します。電圧を制御しなければバッテリーに負荷がかかり過充電でバッテリーが故障します。レギュレータはその過電圧を熱放電することで電圧を制御します。

レーシングバイクはヘッドライトやウインカーなど電力消費する部品はほとんど取り払われています。そのため、どうしても電圧が上がり気味になりレギュレーターに負荷がかかります。ZX-6Rのノーマル状態のレギュレーター位置はラジエーター横のカウルにひっつけられています。レーシングカウルに変える時レギュレーターをどこに移設しようかと考えたんだけど、コードの長さの関係で、やむなくラジエーターにくっつけました。

これがいけなかった。エンジンのすぐ近くでラジエーター自体も熱を発します。ということはレギュレーターの熱放散は期待できません。

練習走行を終えてピットに戻ると、なんか焦げ臭い。少しするとなんか煙が出てきた。どうもカウルの中から煙が出ているような。煙の出所がわからない。場所を探そうと煙をフーフーしたのが間違い。

なんと炎が!

もうパニック。なんせ炎の上にはガソリンタンク。こういう時のためにサーキットのピットには消化器が常備しています。もうしょうがない。消化器を使いました。そしてピットは消化剤まみれ。周りに人にもえらい迷惑をかけました。謝り倒して、掃除して、サーキットからは消化器の代金を請求され(大きな消化器だったので結構しました)。

燃えたレギュレータ
焦げたラジエーター

その時にはレギュレーターの役割も仕組みも分かっていませんでした。無知というものは恐ろしい、無知な人間がバイクをいじることも恐ろしい。ということを痛感しました。

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