雨のレースでの転倒後ちょっと病気で入院したり、私生活でゴタゴタしてて少し間が空きました。
というか、少しレース活動に気合が入らなかったですね。もうほとんど、友達に付き合いというか(この頃ZX-6Rを譲った友人がちょうどハマった感じで突然やめるとは言い出しにくかったのが本音です)。
気乗りしないままレースに参加してもろくなことがありません。
前日練習走行です。その日はなぜか250ccクラスとの混走でした。250ccでも比較的タイムが速いクラスなので、主催者側は問題ないと判断していたのでしょう。でも、250ccとリッターバイクでは直線スピードは全然違いますし、コーナーのラインどりもコーナースピードも違います。
走行前からこのタイムスケジュールを見て、かなり主催者側にクレームをつけたかったんですね。というのも、有名バイク屋主催の走行会が二枠も組み込まれていたんです。つまり、その走行会のために前日練習走行枠を縮小され、混走化されていたんです。
しかも、その走行会のためにパドックを割くわけですから、必然的にレース参加者のパドックが狭くなります。いくら経営のためだと言っても、これはやりすぎでしょう。
案の定です。アトウッドカーブでコーナーに差し掛かったところで後方から250ccがそのまま突っ込んできました。相手の前輪がこちらのマフラーに直撃する形です。
あっという間の出来事です。ちょうどハイサイドになったかのように前方に投げ出されました。その後の記憶はありません。
赤旗中断になったそうです。気が付いたのは救護室の中です。写真もありませんが、マフラーがくの字に凹んでいました。動くと左胸に激痛が走ったのですが、全然大丈夫ですと、その場を引き取りました(後日病院に行き、肋骨8本と肩甲骨の骨折が判明しました)。
肋骨が折れているのは経験上わかっていましたが、まさか8本とは。次の日、参加辞退は当たり前ですが、友人のピットクルーをやり遂げたのは今でも自慢に思っています。
結局、混走の件をクレームつけるのはできませんでした(もう、声を出すのもしんどいくらいでしたから)。後日でも言えばよかったと思います。
この怪我を機会にレース活動は終了となりました。
ああ、もったいない。S1000RR。でも、いい思い出なかったなあ。
また、普通のバイクオヤジに戻ります。