この前の話でエンジン焼き付きについて書きました。
それからは、バイク整備の重要性に気がつき、しっかりとした整備を目標に頑張りました。と言っても、まだまだ素人で、それも情報はほぼネット情報しかありません。
岡山国際サーキットは整備されていて、非常にいいサーキットなんですが、如何せん自宅から2時間以上かかるのでもうちょっと近いところにないかと探して見ると、少し近くにあるではありませんか。
阿讃サーキットです。文字通り阿波と讃岐(徳島と香川)の県境にあります。それもびっくりするくらい山奥。コース自体も1kmくらいの小さなサーキットです。近さと安さに惹かれて行きました。家からだいたい1時間くらい。


こんな感じの自然に囲まれたコースです。周りは全く何もありません。ものすごく静かな環境でバイクのエンジン音が響き渡ります。
そして当日は、前日からの雨が病やんだばかりで路面は濡れていました。そして、やってしまいました。走り出して間もないのに、第2コーナーを過ぎた下りのS字カーブでスリップダウン。

バイクはちょっとした擦り傷で済みましたが、人間の方は鎖骨骨折という結果になりました。サーキットの方が救急車を呼んだ方がいいんじゃないか?って言ってくれましたが、そうするとバイクもトランポもこの山奥に置いていくことになり、それを取りに来ることを考えたら・・・、丁重にお断りしました。
もう、帰りは地獄です。ハンドルは片手でしか使えないし、ちょっとした振動でも骨折が響いて激痛が走ります。冷や汗をかきながら2時間くらいかけて帰って来たように思います。
自分が失敗しないとわからないタイプの人間だということを、バイクによって知らされた出来事でした。
教訓
路面が濡れていると、バイクはいとも簡単に滑ってこけます。タイヤが冷えているとなおさら。