RGVΓ

RGV-Γ250 ②

さあ、トランポとサーキット専用車も手に入れたことだし、と意気揚々と走り出しました。

走行会はなかなか、自分の時間が合わないといけないし、好きな日に好きなだけとかは難しい。いろいろ調べるとMFJライセンスを取得すれば、比較的自由に走行できるよう。当時、岡山国際サーキットがちょうど家から2時間くらいのところにあったので、そこでライセンスを取得しました。ライセンスといっても簡単な講習と実際走行を何時間かするだけで簡単に取れます。

さあ、これで全て揃ったぞ(実際はこれから揃えるものが山ほどあったのだけれど)。

ガンマでの初めての国際レーシングサーキットの走行です。

全長3,703m、コース幅12〜15m、高低差29m。メインストレート(約600m)とバックストレート(約700m)を合計13の中低速コーナーで繋ぐ構成の、テクニカルサーキットです。

ここをアクセル全開で走れるのだから、もう楽しいの一言です。

これは走行会での写真です。実際の走行枠での走行にはゼッケンNO.が必要

で、ろくに整備もしなかったバイクでいきなり全開走行した結果が・・・

そう、エンジン焼き付き〜

バイクに詳しい方ならご存知かと思いますが、バイクは(車もそうですが)ガソリンを爆発させてピストンを動かす動力で走っています。適正なガソリン噴射量、適正な空気量、適正な潤滑油(いわゆるエンジンオイルっていうやつ)でスムースな走行が成り立っています。最近の新しいバイクや車はこれをコンピュータ制御で賄っていて、よっぽど変な改造などしない限り焼きつくなんてことはありません。

この時は、エンジン絶好調!

後から考えるとガソリンが薄かった(吸い込む空気量よりガソリンの量が少ないとエンジン内が異常に高温になりピストンが溶け出し、シリンダーとピストンが固着してしまう)のが原因だったと思います。

焼きつくとどうなるかというと、後輪が突然ロックして回転しません。

焼き付きを起こしたのは、上のコース図でいうと、第2コーナーを過ぎた高速S字カーブ。

多分、160〜70km/hくらい出てたと思います。そのスピードで後輪ロックするともうスピードスケート状態。まっすぐグラベル(コース外の緩衝地帯)に突き進みます。

慌ててクラッチ切って、なんとか転倒せずに止まることができました。

もう心臓ばくばく

話に聞いたことはありましたが、これが焼き付きか〜

ってか、バイク死んだやん

どうしよ〜

こんな時のためにトランポが役に立ちます。って、役に立つのが早すぎない?

後日、レッドバロンに持ってって、買って間もないのにエンジン焼きついたよ。

もちろん、修理してくれるんでしょうねって優しくお願いしました。

サーキットでレッドゾーンまでぶん回したことは内緒。

めでたく復活しましたとさ。

怖い思いしたのに、なぜかますますサーキット走行にのめり込むこととなりました。

続きはまた・・

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